分け目が薄い場合

薄毛にも、全体的に髪が少なくなるものと、部分的に少なくなるものがあります。特にふとした瞬間気になりやすいのが、生え際の「分け目ハゲ」。ここではその基準や原因、負担の少ない髪型などについて、詳しくまとめました。

目次

分け目ハゲの基準と進行について

分け目ハゲと言っても、元々体質的に薄かったり、あまり気にしていなかったり…という方も多いと思います。
では、どのような特徴があればそう判断されるの?と疑問の方は、以下をチェックしてみてください。

  • 分け目あたりの地肌が見えている
  • 以前より髪が細くなった気がする
  • 全体的なボリュームがなくなった

基本的には「前と比べてどうか」を考えることが重要です。地肌が見えるほどではなくても、変化を感じているのであれば注意しておきましょう。
もし進行してしまうと、更にボリュームダウンしてペタンとした印象の髪になる、分け目の幅が広がり、地肌が目立ってコンプレックスが強まるなどの弊害が起こる恐れもあります。

分け目ハゲの原因

そもそもなぜ分け目ハゲが起こってしまうのか?というと、薄毛は一般的に「ホルモンバランスの乱れ」や「栄養不足、不摂生」、「睡眠や運動の不足など、生活習慣の乱れ」が挙げられます。
しかし、特に女性の場合は他にも要因が見られるようです。どのような理由があるのか、詳しく見ていきましょう。

紫外線ダメージによる皮膚トラブル

まず、考えられる原因としては「紫外線ダメージによる皮膚トラブル」。
頭皮は髪に守られているから安全、と思ってしまうかもしれませんが、逆に日焼け止めが塗りにくい箇所なので、日傘や帽子を使用していないと荒れやすいのです。

特に分け目を伴う頭頂部は紫外線が直撃しやすい場所ですから、ダメージが蓄積しがちな傾向が。
紫外線は一年中対策すべきと言われているものの、夏場はより気を引き締めて直射日光を避ける工夫を行いたいですね。

牽引性脱毛症

次に、意外と意識しにくいのが「牽引性(けんいんせい)脱毛症」の危険性。
これは髪を引っ張り続けた状態が続くことにより、頭皮がダメージを受けて薄毛を引き起こしてしまう症状です。

具体的にはポニーテールやひっ詰めた髪型、お団子などのヘアスタイルを日常的に行っていると、頭皮が常に緊張する形になるため、この症状が起こりやすいと言われています。
たまには髪を下ろしたり、少し緩やかな結び方にしたりと、定期的にスタイルを変えてみましょう。

分け目を固定している

牽引性脱毛症の原因には、「ずっと同じ場所に分け目を作っている」状態も当てはまると言われています。
毎日セットを変えない方が楽ですし安定はするのですが、いつもしっかりまとめたり、分け目をピンで固定したりしている方は注意が必要です。

毛根に負担がかかり続けると徐々に弱り始め、髪の毛の成長に大きく関わっている毛母細胞の機能が低下してしまいます。
結果的にヘアサイクルが乱れ、髪が抜けた後も新しい毛が生えてきにくくなるのですね。

分け目ハゲが気になる時の髪型例

では、分け目ハゲが気になる場合、目立たないようにするためにはどのような髪型の選択肢があるのでしょうか?
ヘアスタイルのバリエーションを増やす目的でも、一緒に確認していきましょう。

分け目をジグザグにする

まずは、「分け目をジグザグにする」方法。
これはブラシやコームなどを交差に入れていき、やや無造作な形に頭頂部をボリュームアップするものです。

分け目の薄毛は場所によって状態が変わることもあるので、あえて粗めに仕上げてトップをふんわりさせると目立ちにくくなります。
髪型を変えなくても、簡単にできるのも嬉しいところ。

頭皮に負担の少ない髪型にする

分け目の薄毛を予防する意味でも、頭皮に負担がかかりにくいヘアスタイルを追求することも大切。
仕事で髪をしっかりまとめなければならない場合、休日は下ろす、なるべく緩めに結ぶなど工夫しましょう。

また、ふんわりボブやショートなど、思い切って髪を切るのもおすすめ。シャンプーの洗い残し等も防げるので、ロングより管理しやすいのも魅力です。

トップのボリュームを意識したカットに

頭皮ケアのためにも髪を切ろう!と思った場合、ポイントは「頭頂部にボリュームを持たせる」こと。
ここを押さえず全体的に梳くなどしてすっきりとした髪型になってしまうと、分け目の薄毛がより目立つ恐れもあります。
トップのふんわり感を意識して、美容師さんに似合うスタイルを相談してみてくださいね。

深刻な抜毛症状には「増毛エクステ」

このように、薄毛の症状が軽い方の場合は、ヘアスタイルを変えることでカバーできる可能性もあります。
しかし、症状が進むと全体のボリュームがダウンし、次第に誤魔化せなくなる恐れも。

そんな時は、地毛に結び付けることで気軽にふんわりヘアが可能な「増毛エクステ」がおすすめ。
自毛のように扱えるので、普段と同じように全体を洗ったりケアしたりできるのも魅力的な増毛方法です。
ぜひお近くのサロンを探してみましょう。