つむじが薄い場合

分け目と同じく、ふとした瞬間に気になりやすいつむじハゲ。しかし、一体なぜ起こるのでしょうか?ここではその原因を探りつつ、カバーできる髪型や方法などを追求してみました。

目次

つむじハゲはどうして起こる?

つむじハゲの原因は、大きく分けて「先天的要因」と「後天的要因」の2つがあると言われています。
そのため、必ずしも加齢によって気になり始めるとは限らず、若いうちから悩んでいる方も少なくないようです。

では、先天的要因と後天的要因にはそれぞれどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

つむじハゲの先天的要因

つむじハゲの先天的要因としては、主に「AGA(男性型脱毛症)」が挙げられます。
男性は特に遺伝的な要素で薄毛が気になり始めるケースが多く、特につむじは症状が出やすい場所です。

また、男性に比べると比較的少ないとされていますが、女性にも「FAGA(女性型男性脱毛症)」と呼ばれる病気が存在します。
これも先天的な要因で発症するケースがありますから、頭皮がむき出しになっている、髪が細くなったなどの特徴が現れたら、専門のクリニックを受診しましょう。

つむじハゲの後天的要因

後天的要因には、様々なものがあります。
例えば男女を問わず当てはまるのは、「睡眠不足や栄養不足、運動不足など生活習慣の乱れ」や「間違った頭皮ケア」、「ストレス」、「紫外線の影響」などです。
特に不摂生やストレスはホルモンバランスにも影響しますから、注意しなければなりません。

また、特に女性の場合は原因が多岐にわたり、加齢による更年期症状や産後の症状として現れるケースも。常に髪を結んでいたりひっ詰めていたりすることで起こる「牽引性脱毛症」のリスクも存在するため、頭皮に刺激を与えないよう気を付けましょう。

つむじハゲが気になる時の髪型例

つむじハゲは、軽度の場合ヘアスタイルで隠せる可能性もあります。
しかし、ポイントを押さえておかないと逆効果になる恐れもあるでしょう。
では、一体どのような方法があるのでしょうか?詳しく確認していきましょう。

カバーできるグッズを使う

まず、つむじハゲを隠すアイテムとして「増毛スプレー」や「ウィッグ」があります。
増毛スプレーは髪と同じカラーの微粒子を頭皮に吹きかけることで、その部分をカバーできるという優れもの。
価格も比較的手が届きやすいですが、見た目に分かりやすいというデメリットも存在するので、注意してください。

また、ウィッグは自由に取り外し可能で、何回でも使えるのが特徴。
昨今では、ヘアスタイルに合わせて自然な仕上がりを追求できるものも増えています。
ただし、ナチュラルであるほど高額になりやすいほか、ズレが生まれる恐れもあるので、予算と照らし合わせて納得のいく方法を検討することが大切です。

デザインカットやパーマをやってみる

髪型でカバーする場合は、以下のような選択肢を検討するのがおすすめだと言えるでしょう。

  • つむじ部分にボリュームを持たせたショートorボブ
    ポイントは、頭頂部にふんわりとボリュームを持たせること。ロングよりはショートやボブの方が重さによって下がりにくく、シャンプーやヘアケアなどもしやすいのでおすすめです。ブローが苦手な方は、ワックスやスプレーで仕上げるのも良いでしょう。
  • アップスタイル
    ポニーテールやハーフアップなど、つむじ部分に目がいきにくいアップスタイルもカバーには効果的。しかし、ずっと同じ状態だと牽引性脱毛症を引き起こすリスクもあるので、頭皮に負担がかかりにくい緩めヘアを心がけることが大切です。
  • 分け目を変える
    最も簡単なのが、ブラシやコームで分け目を変える方法。軽度の場合は、これでやや無造作に仕上げるだけで目立ちにくくなる可能性もあります。
  • パーマをかける
    パーマをかけると、頭頂部のペタンコ感が薄れ、全体的にボリューミーな印象に。スタイリングもしやすくなり、朝の時短が見込める可能性もあります。ただし、頭皮へのダメージを考え、タイミングやパーマ剤などは美容師さんとよく相談してみてくださいね。

深刻な抜毛症状には「増毛エクステ」

このように、比較的症状が軽い場合はヘアスタイルでカバーできることもあります。
しかし、症状が進んでいくと明らかに薄い印象となり、髪型では隠せなくなる恐れも。

そこでおすすめなのが、気になる部分をピンポイントでボリュームアップできる「増毛エクステ」です。美容室やサロンで受けることが可能ですから、ぜひお近くで探してみてはいかがでしょうか?