抜け毛対策に効果のある食べ物は？
健やかな髪を手に入れる上で、重要なのが栄養バランス。しかし、闇雲にカロリーを摂取するだけでは逆効果になる恐れも。そこでここでは、ぜひ積極的に摂りたい栄養素について詳しくご紹介しています。
薄毛予防には「栄養バランス」が重要
食事は身体づくりの資本と言われますが、髪に関してもそれは例外ではありません。
栄養バランスが乱れると必要なエネルギーが足りず、薄毛の要因となってしまうこともあるのです。
そのため、日々栄養バランスを考えた食事をとることが大切。
特に薄毛が気になる、予防したいという気持ちがある方は、髪を育むために必要な栄養素を意識的に摂りましょう。
髪にいい栄養素とは
健康的な食事と言われると、炭水化物、たんぱく質、脂質、野菜…その辺りのバランスを考えて食べればいいのでは？と思いますが、薄毛対策としては、髪に良いとされる成分が含まれる食材をとるのがおすすめ。
では、一体どのような栄養素があるのか、具体的に見ていきましょう。
髪の90％を占める「ケラチン（タンパク質）」
最初にご紹介するのは、髪の約90％を占めると言われる「ケラチン」。これはたんぱく質の一種で、毛髪の基礎を作っている栄養素です。
髪の主成分に直結するものですから、ぜひ積極的に摂取していきたいですね。
ケラチンは、シスチンやアルギニン、グルタミン酸など18種類のアミノ酸によって構成されているのが特徴。
髪はもちろん爪や皮膚などの維持にも役立っているため、シャンプーや育毛トリートメントといったヘアケア用品に配合されることも多いのです。
たんぱく質やアミノ酸を含む食品は、肉や魚をはじめ種類が豊富なので、意識すれば無理なく吸収できるでしょう。
ケラチン生成にかかわる「亜鉛」
ケラチン（たんぱく質）を生成するため、重要な栄養素があります。それは「亜鉛」です。
亜鉛が不足するとたんぱく質を合成することができなくなり、新たな髪が育成されなくなってしまいます。
また、亜鉛には抜け毛の原因とされる「5αリダクターゼ」を抑制する効果も期待できるとか！
健康な髪を育てながら、抜け毛対策も行ってくれるとは非常に優秀ですね。
ただし、亜鉛は食物繊維やカルシウム、タンニン、カフェインなどと結びつくことで身体の外へ排出されやすい性質があるため、クエン酸やビタミンＣなど吸収率の高い栄養素と一緒に摂取するのがおすすめだと言えるでしょう。
他栄養素のはたらきを支える「ビタミン」
最後に、様々な種類が存在する「ビタミン」。
これはたんぱく質や炭水化物、脂質の代謝をサポートしてくれますが、体内ではほとんど作れない栄養素なので、食事で積極的に取り入れるのが良いでしょう。
特にケラチンの働きを助けると言われているのは、皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンB2と、アミノ酸の代謝を支援するビタミンB6。
また、ビタミンＣも併せて摂るのが効果的です。これらが不足するとビタミン欠乏症となり、頭皮が荒れたり皮膚炎を引き起こしたりする恐れがあるため、しっかり摂取したいですね。
髪にいい栄養素を含む食べ物は？
では、髪に良い栄養素を効果的に摂取できる食べ物にはどのようなものがあるのか？というと、以下をご覧ください。
- ケラチン（たんぱく質＆アミノ酸）：卵や納豆、牛乳、かつお節、ごま、レバーなど
- 亜鉛：牡蠣や牛肉、アーモンド、パルメザンチーズ、煮干しなど
- ビタミンB2：レバー、魚肉ソーセージ、アーモンド、焼きのりなど
- ビタミンB6：あさりやしじみ、牛レバー、ししとう、かつお節、ごまなど
- ビタミンC：レモンやアセロラ、キウイ、赤ピーマンなど
特に重複しているレバーやアーモンド、かつお節などに注目。
後ろ2つはおやつや調味料として手軽に食べられるので、ぜひ日常的なメニューに取り入れてみてくださいね。
髪によくない食べ物とは
髪に良い栄養素を含む食材は以上ですが、逆に「髪に良くない食べ物・飲み物」も存在します。
まず、代表的なのがアルコール。これは肝臓がお酒の分解にエネルギーを使いすぎてしまい、頭皮への栄養を行き渡らせにくくなるからです。
また、インスタント食品や辛いもの、ファストフードなども皮脂の過剰な分泌を促し、頭皮が荒れる原因となります。
塩分の摂りすぎも肝機能低下に繋がるので、抜け毛が気になる方は極力薄味を心がけましょう。
深刻な抜毛症状には「増毛エクステ」
このように、髪にとって食事はとても大切。
比較的薄毛の症状が軽い方は、食生活の見直しにより症状の緩和が見込めるかもしれません。
ただし、素早く効果を実感するのは難しいもの。そこで、お急ぎの方におすすめなのが「増毛エクステ」です。
これは薄毛が気になる部分をピンポイントですぐにボリュームアップ可能なので、ぜひ対応サロンをお近くで探してみませんか？