ヘアサイクルを改善する

健康的な髪を作るため、重要なのが「ヘアサイクル」です。
ヘアサイクルが乱れる原因や改善方法、薄毛との関係性などについて詳しく知り、髪のボリュームダウン対策を行いましょう。

ヘアサイクルとは、髪の毛が生えてから抜けるまでの周期のこと。通常、健康な髪の毛は成長期から退行期、休止期を経て、2~6年ほどの時間をかけて成長を繰り返していると言われています。

目次

ヘアサイクルについて、正しい知識を知る

ヘアサイクルとは

  • 成長期:正常の場合は毛髪の約85%~90%が該当。2~6年ほどの期間で入れ替わるのが一般的で、期間が長いほど髪が太く長く育つ
  • 退行期:正常の場合は全体の約1%が該当。2~3週間で緩やかに成長が止まっていくもの
  • 休止期:正常の場合は全体の約10~20%が該当。3~4ヶ月をサイクルとして、髪の成長が完全に止まり、自然と抜け落ちる状態

ヘアサイクルが乱れる原因

しかし、前述のヘアサイクルはあくまでも正常時であって、乱れてしまうと薄毛に繋がります。原因としては、以下の5つが代表的です。

  • AGA(男性型脱毛症)をはじめとする脱毛症
  • 加齢による毛根の活力低下
  • 頭皮環境の悪化
  • 自律神経の乱れによる血行不良
  • 栄養不足

特にストレスや不摂生による栄養不足などは、ヘアサイクルに異常をきたすもと。洗いすぎや洗い残し、頭皮の乾燥を引き起こすシャンプー・ヘアケア用品の使用など、誤ったヘアケアにも注意しましょう。

ヘアサイクルを改善するには

ヘアサイクルを改善するためには、まず「生活習慣の見直し」が挙げられます。睡眠不足やバランスの悪い食生活、アルコールの摂り過ぎ、身体的・精神的ストレスや疲労などに心当たりがある方は、できる限り改善していきましょう。

特に睡眠はただ眠る時間を増やすだけでなく、質を高める工夫をすることが大切。ただし、いくら気を付けても薄毛に効果が見られない…という場合には脱毛症の恐れがありますので、専門的なクリニックを受診してみてくださいね。治療を受ける場合には、効果が見込めるまでおよそ3か月~半年程度見た方が良いようです。

ヘアサイクルと薄毛の関係

ヘアサイクルが乱れる要因のひとつには、AGAの発症にも関わっている男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)の増加」もあると言われています。このDHTが多く生成されると、毛乳頭細胞にある“男性ホルモンレセプター”と結びついてヘアサイクルを乱すのです。

つまり、ヘアサイクルの乱れはAGA(男性型脱毛症)に繋がる恐れもあるということ。薄毛に悩んでいる方は、1人で悩まずクリニックで相談し、治療を始めるのが解消の近道かもしれません。

深刻な抜毛症状には「増毛エクステ」

このようにヘアサイクルに問題がある方は、生活習慣の見直しやクリニックでの治療等で改善していくのがおすすめ。しかし、効果が現れるまでには最短3か月ほどかかると言われていますから、中にはもどかしく感じる方もいるでしょう。

そこで検討したいのが、サロンで簡単にボリュームアップが可能な「増毛エクステ」。ぜひお近くで、通いやすいお店を探してみてはいかがでしょうか?