体調(肥満・貧血・肝臓)

抜け毛や薄毛の原因の多くは、皮膚や生活習慣にあると言われています。しかし、例えば元々の体型や体質、肝機能などは関係ないのでしょうか?ここではそのリスクについて、本当のところを探ってみました。

目次

不健康が薄毛を促進する

遺伝的なものでない限り、薄毛の原因は加齢や皮膚の状態、生活習慣などが大きい、と考えている方は多いと思います。
しかし、実はそれに付随する「ホルモンや栄養バランスの乱れ」は、肥満や貧血、肝機能の低下なども関わっているのです。

つまり、元々の体型や体質、肝機能なども、間接的には薄毛に繋がっていると考えられます。
では、それぞれにどのような関係があるのでしょうか?詳しく確認していきましょう。

肥満と抜け毛の関係

「肥満は薄毛になりやすい」と言われると何が関係あるの⁉と思われるかもしれませんが、これにはしっかりと理由があります。
まず、栄養不足や酸素供給の減少、炎症などに繋がる「血行不良」を起こすと、頭皮に必要なエネルギーが届きにくくなること。

次に、食生活が偏っていると「脂質異常」が引き起こされ、皮脂が過剰に分泌される傾向があること。
そして、そもそも肥満の原因のひとつに「ホルモンバランスの乱れ」があること、もポイントです。

ホルモンバランスが乱れると、毛包への血液供給を阻害し、脱毛を促進する男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」が活発になります。
そうなると髪の毛が細くなったり、体内が炎症を起こし、発毛に影響が生まれることもあるでしょう。

貧血と抜け毛の関係

また、体質的に貧血になりやすい人も注意が必要。なぜ貧血が薄毛に関係あるのか?というと、そもそも貧血は「赤血球中のヘモグロビン量が通常より少ない」状態を言います。
ヘモグロビンは肺から全身へ酸素を伝達する役割を果たすとともに、代謝によって発生した二酸化炭素を各細胞から肺へ送る働きも担っているのが特徴です。

つまり、ヘモグロビンは「正常な細胞分裂を促す」ものでもあるということ。
そんなヘモグロビンが欠乏してしまうと、十分に酸素が全身に送られず、至る部分で酸欠状態が起こります。
もちろん、毛髪の健康な成長にも酸素が関わっているため、貧血が続くと頭皮や毛乳頭に上手く栄養が行き渡らず、抜け毛や薄毛に繋がるというわけですね。

肝臓機能低下と抜け毛の関係

肝臓はアルコールを分解する臓器、と思われがちですが、実はそれ以外にも様々な役割を担っています。食べたものの消化・吸収をはじめ、その働きは実に500を超えると言われるほど。
中でも薄毛に深刻な影響を与えるのが、GF-1と呼ばれるインスリン様成長因子を分泌する役目です。
この成長因子は髪の毛の成長促進に大きく関わっているため、肝機能が低下すると分泌が阻害され、自動的に健康な髪が作られにくくなってしまいます。

また、肝臓は髪の主成分であるたんぱく質の合成にも深く関係している臓器。
ゆえに肝機能が弱まったり、肝臓の病気を患ったりすると、髪が成長せず抜け落ちる、髪質が頼りなくなるといった弊害も起こりやすいでしょう。

深刻な抜毛症状には「増毛エクステ」

このように、薄毛に悩む方で体型や体質、肝機能など健康状態に問題がある場合は、まずその症状を改善していくことが大切です。しかし、クリニックに罹ったとしてもすぐに効果が現れるわけではありませんよね。
そこで、今すぐに見た目を何とかしたい方におすすめなのが「増毛エクステ」。サロンで気軽に髪のボリュームアップが可能なので、ぜひお近くで対応しているお店を探してみましょう。